今週はおかし便の発送をお休みして、クリスマス＆ニューイヤーケーキや袋菓子の仕込みを進めています。 そして、今日は「2週間のショコラ」を焼きました。 今回はカカオ56％のクーベルチュールチョコレートを使ったバター生地に、愛媛県産の伊予柑をたっぷりと練り込み、爽やかでコクのあるショコラケーキに仕上げました。 バター生地には、熱したバターの上澄みだけを使う“すましバター”を使用し、雑味のない澄んだ芳醇さを引き出し、焼成後は2週間じっくり熟成させることで、生地全体の味わいがひとつにまとまり、より深みのあるおいしさに仕上がります。 ひとくち食べると、バターとチョコレートの香りがふわっと広がり、そこに伊予柑のジューシーで爽やかな柑橘の香りが重なって、豊かな余韻が続きます。 伊予柑の爽やかな香りが、フルーティーな浅煎りのコーヒーとの相性抜群です。

今年も、仕込みから6ヶ月以上かけて育ててきた、毎年恒例のホリデーケーキ『英国伝統のクリスマス & ニューイヤーケーキ』が、ようやく仕上がりました。 ケーキの熟成もとても順調で、ラム酒とスパイスの良い香りがふわっと広がっています。 あとは発送前に、ロイヤルアイシングで風味をぎゅっと閉じ込め、白い雪のような化粧を施して完成です。 今年は原材料の高騰が続き、内容やサイズを見直すべきか…と悩む時期がありました。 それでも、このホリデーケーキを毎年楽しみに待っていてくださる方々の顔が浮かんで、「妥協するのではなく、むしろ今まで以上のものを作ろう」と決意しました。 そうして素材の選び方も、製法も、ひとつひとつ見直して、昨年よりもさらにずっしりと、満足感のあるケーキに仕上げています。薄くスライスしてもフィリングがぎっしり詰まっていて、ひと口の満足度がまるで違います。 お正月を過ぎても、紅茶を淹れてゆっくりと楽しめるような、長く寄り添ってくれるケーキになっていますので、冬のティータイムの相棒として、ぜひゆっくり味わっていただけたら嬉しいです。

ウィルスターズのマドレーヌは、素材選びから仕込みまで、ひとつひとつ丁寧に時間をかけて作り上げているんです。 素材には、北海道産の発酵バター、熊本の生産者さんから届く新鮮な卵、オーガニック蜂蜜、そして無農薬の糸島産レモン。 どれも安心して食べられるだけでなく、香りや風味の相性まで考えて選んでいます。 溶かしバターの豊かな香りにコクのある卵とやさしい甘みの蜂蜜を合わせ、糸島レモンの皮で爽やかさをプラス。 アーモンド生地が、しっとりとした旨味と奥行きを生み出してくれます。 生地を寝かせてから焼き上げることで、ふんわりと膨らみつつ、口どけはしっとり濃厚に。外はほのかに香ばしく、中はやわらかくしっとり。 噛むほどに素材の良さが広がり、どこか懐かしいような味わいに仕上がります。 こだわりのマドレーヌをぜひお楽しみください。

スコッチパンケーキミックスでデザートを作りました。 ウィルスターズのスコッチパンケーキミックスは甘さが控えめなので、生クリームにたっぷりメープルシロップを合わせると、ちょうどいい甘さのスイーツパンケーキになります。 これからの時期は苺をたっぷりと使った、ストロベリーパンケーキもいいですね。 糸島産の小麦で作ったミックス粉が仕上がりましたら是非お試しください。

11月のおかし便のビクトリアサンドウィッチは、イギリスの伝統的な製法でお作りしています。 本来の作り方は、ひとつの型で焼いた生地をスライスしてサンドするのではなく、 生地を2枚に分けて焼き、その2枚でバタークリームとジャムを挟んで仕上げます。 イギリスで初めてその作り方を見た時は、少し驚いたのを覚えています。 サンドしやすいように、生地がドーム状に膨らまないように焼き上げるのが難しいんです。 ウィルスターズでは、サイズや価格に合わせて組み立て方を変えているので、どんなスタイルで届くかも “お楽しみ” のひとつにしていただけたら嬉しいです。

「ドロップスコーン」を作りました。 ドロップスコーンとは英国のパンケーキでスコッチパンケーキとも言われていて、 アメリカンパンケーキより小さくて少し薄く焼き上げるのが特徴です。 今日はウィルスターズのパンケーキミックスの再販も考えつつ、 甘さ控えめの セイボリータイプのスコッチパンケーを作って朝食風にしました。 寒くなるとコーヒーとスコッチパンケーキが食べたくなります。